フリーランスの管理栄養士になるにあたって不安に思われることの一つとして開業届があるのではないでしょうか。
開業届はいつ提出すれば良いのか?開業届を出す前にしておいた方が良いことはある?などわからないことだらけでした。
会社員からフリーランスになり、開業届を出す前に準備しておきたいことをまとめました。
フリーランスに立ちはだかる信用問題
フリーランスの方が多くなっているにも関わらず、いまだにフリーランス=不安定という認識が払拭されません。
そのため
- 住宅ローンが組みづらくなる
- 家を借りづらくなる
- クレジットカードが作りづらくなる
など、収入が安定していないイメージのあるフリーランスにとって社会的信用が大きな壁になることがあります。
フリーランスの方が引っ越そうと賃貸を探していたら審査に落ちたなんて話もあります。
審査が通る一つの目安が収入が家賃の3倍以上あることとも言われており、借りられる家の選択肢もかなり狭まってしまいます。
現在会社員で、引っ越し予定がある方は会社員のうちに済ませてしまうことをおすすめします。
また、クレジットカードは必須です。審査が通らないと既に持っているプライベート用を仕事用と兼用することになり、いちいち現金を下ろして使うか、確定申告時に明細を見ながら分けて計上していくという手間がかなりかかります。早めに作ってしまうのがおすすめです。
クレジットカードの作成に伴い、仕事用の銀行口座も一緒に開設しておくと便利です。
フリーランスになった時に損をしないために
フリーランスになる前から準備に色々とお金がかかるものですよね。フリーランスになるために必要なツールの購入(パソコンや文具、通信環境の整備など)や勉強会、書籍など。
開業前に使用した仕事関連の経費は「開業準備費用」として確定申告時に経費として計上ができます。
初年度の売り上げがそこまでないからマイナスになってしまう方も気にせずにとっておきましょう。
開業準備費用は額が大きいと数年に分けて経費として計上することもできます。
開業届を出す前から、フリーランスになろう!と準備した際に購入、支払いをしたものの領収証はしっかりととっておきましょう。
おすすめのクレジットカードは何と言っても楽天カードです。
こちらはプレミアムカードですが、通常のカードでも問題ないです。
楽天銀行の開設、カードとの紐付けをしておくと、確定申告時に便利です。
WordPressのfunctions.phpを編集する前は、編集前に必ずバックアップを取って保存してください。もし編集後、エラーが出るようでしたら、バックアップファイルを元に復元してください。
いざ、開業届を
開業届はご自身の事業の拠点地の管轄の税務署に提出します。(事務所をご自宅にされる場合は住所地
)
管轄の税務署は国税庁のHPで検索が可能です。
また、開業届の用紙をダウンロードもできるので、記載して郵送するか税務署に直接持っていけばOKです。
私は、記入漏れが怖かったため、税務署で用紙をいただき、担当の方に質問しながら項目を埋めていきました。
開業届を出すときの注意点
- 基本は開業後1ヶ月以内に開業届を出すこと
- 確定申告は青色一択!開業届の青色申告を開始する年を現在の年度で記入
- 簿記方式は複式簿記を選択すること
その他、迷ったことや疑問点は税務署の方に伺いながらなんとか提出できました。
確定申告で白色申告の方が簡単など言われて、白色にしてしまう方もいますが、開業届を出したのであれば青色で!
青色申告
白色申告に比べて青色申告はメリットが多いです。
例えば、青色は自宅を事務所にする場合、家賃や光熱費の一部を経費として計上できます。白色はできなくはないですが、条件が厳しくなっています。
その他
- 赤字の繰越ができる
- 特別控除として65/55万円受けることができる(所得から65万円引いた額で納税額を計算することができ、節税に)
他にもメリットはたくさんありますが、とにかく青色一択です。
特別控除額は電子申告した場合は65万円、複式簿記で申告した場合は55万円です。
確定申告や日々の売上管理などでおすすめのソフトが
Money Forward クラウド確定申告!
確定申告をする際に多少は簿記の知識が必要ですので、簿記3級など勉強するのもおすすめです。
マネーフォワードはカスタマーサポートも充実しているので、操作の仕方などはチャットで聞くことができます。(税理士さんではないので、あくまでもマネーフォワードの操作の仕方は聞けますが、仕分けについてなどは聞けません。)
その他、使いやすい、使っていると聞くソフトは
- 弥生
- freee会計
です。他にも様々なサービスがありますが、使用している人口が高いものほど、ネット上に使い方や疑問を解決するサイトもありますので、この3つのうち選べると良いかと思います。
まとめ
開業届を出す前にすること
- 領収書を集める
- 引っ越す
- クレジットカードを作る、銀行開設(楽天がおすすめ)
開業届を出す時にすること
- 基本は開業後1ヶ月以内に開業届を出すこと
- 確定申告は青色一択!開業届の青色申告を開始する年を現在の年度で記入
- 簿記方式は複式簿記を選択すること
確定申告に備えてすること
- 会計クラウドを契約(マネーフォワード クラウド確定申告がおすすめ)
最後に、おすすめの本の紹介。開業届や税金、経費に関することなど分かりやすく漫画方式で学部ことができ、私はこの本で開業届提出まで辿り着きました。
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